フリーフォント”しっぽり明朝”と”Crimson Text”を合成したTrueTypeフォント『しっぽり紅葉』(Shippori Momiji)を配布します。
概要
FONTDASUさんのしっぽり明朝(Ver.3.300)とSebastian KoschさんのCrimson Text(Ver.1.100)を合成し、少しだけ調整した派生フォント(のようなもの)です。どちらのフォントも活字にインスパイアされたものであり、組み合わせればしっぽり艶やかMAXモイストであります。
Regular, SemiBold, Boldの3ウェイト構成です。本文から見出しまで幅広く使えますよ。
混植向けの調整
グリフの大きさと位置を調整し、フォントを指定するだけで和文・欧文をバランス良く(※)混植できるようにしました。合成フォントが作成できないソフトウェア(Affinity Designer v2など)でも調整不要で良い感じに並べられます。 (※作者個人の感想です)
全角エクスクラメーションマークのグリフ入れ替え
しっぽり明朝の全角エクスクラメーションマーク(！)は斜めのもの(U+FF01)と直立したもの(U+E000)が収録されていますが、このグリフ位置を入れ替えました。通常のキー入力で直立したものが表示でき、様々な用途・場面で使いやすくしました。
組み見本(的なもの)
Affinity Designer(v2.6)で作りました。行送り以外の設定値は変更していません。短歌は詠み人知らずです。SAMUY。
注意していただきたいこと
- 横書きでの使用を想定しています。しっぽり明朝の縦書き用グリフ(rotate)は残してありますが、Crimson Textに置き換えていません。
- Crimson Textの一部グリフ(U+0370～04d9, 1e00～1fff)はBold, Semiboldウェイトにおいて未収録であったため削除しています。
- macOSとLinuxでは動作確認をしていません。
- その他うまく動作しないケースがあるかと思われますが、無保証とさせていただきます。ご了承ください。
使用許諾について
このフォントはSIL Open Font License Ver.1.1に基づき、組み込み・加工・再配布など自由に使用できますが、一部制限があります。ファイル付属のOFL.txt及び日本語訳ドキュメントをご確認ください。